夏休みの宿題

去る7/22、走行中にバシンバシンと何かがフレームを叩いていると思われる音が聞こえる。右リヤから聞こえてくるので、エンジンルームを覗きこんでみると、ブレーキパイプクリップが壊れてパイプが固定されていない。




片側の爪は残っているので、とりあえずそこを使ってタイラップで固定。試走してみたが問題無さそうなので、しばらくは様子見。





その試走中に休憩しようとクルマを止めた後、発進しようとした時に、バックギヤに入らない事に気がつく。ほんの10分前ぐらいには問題なかったのだが。他のギヤには入ることは入るが、遊びが異常に大きい。とりあえず前には走れるので、家には帰ることができた。既に夕方で暗くなり始めていた為、調査は次週に持ち越し。

で、一週間後にアンダーカバーを剥ぐった結果が右の写真。ケーブルエンドに本来付いているはずのラバーブッシュが、抜け止めのベータピン諸共消滅している。前々から5速が入りにくい等の症状があり疑ってはいたのだが、放っておいた結果がこれ。気がついた事はすぐやらないと駄目ですね。



という事で、Eliseparts.comでギヤリンケージキットを注文。ついでなので、こちらも前から気になっていたブレーキディスクとパッドも購入。で、届いたのが一昨日の夕方。良い夏休みの自由工作となる。
なお、パッドはPFCを購入。コンパウンドはフロントが01でリヤが97。ディスクはEBCのUSRというスリットが入ったやつ。


早速昨日の朝から作業を開始。まずはギヤリンケージの交換を行う。なお、純正のケーブルエンドはラバーなのだが、このブッシュの材質はNylatron。聞いたことのない材質なので調べてみたところ、Nylatronというのは商標で、二硫化モリブデンを含有したナイロンらしい。MCナイロンに使われているというのを読んで、たまたま仕事でMCナイロンを使用したものを知っていたので、納得。


装着後、すべてのギヤに入ることを確認してアンダーカバーを取り付ける。走行してみるが、問題は無さそうなので修理完了。右のような天気なので、ブレーキディスク&パッドの交換は諦めて持ち越し。作業に向けてホームセンターにブレーキクリーナーを買いに行く。



ここでふと思いついたのでエアクリーナーを掃除。写真は洗浄した後にオイルを差した後のもの。洗浄前はかなり汚れて半分ぐらい黒くなっていたのだが、割りと綺麗になるもんだ。





そして今日、昨日の天気予報では雨だったのだが、起きてみると雲はあるものの降りそうには見えず、予報も曇りに変わっていたのでブレーキディスク&パッドの交換を開始。

フロントの交換終了後の写真。ディスクが黒いのは錆止めとして黒メッキされている為。






リヤの交換後。ちなみにディスクは前後で共通部品という、一般的にはあまり聞かない共通化が行われている。





交換後に当たり付けのため100km弱ほど走ったのが右の状態。これはフロントだが、ホイールが汚れているのは元々なので無視するとして、錆止めの黒メッキはパッドとの接触面だけ綺麗に剥がれている。




リヤも同様だが、パッドの面積が小さいので、中心付近はメッキが残ったままとなっている。






PFCのパッドの感触だが、まだ当たり付け中の感触としては、冷えている時はともかく、少し熱を入れた後の制動力と剛性感は充分。以前のHCチタンと比べて特に優れていると思うところは、制動からターンインに移る時にブレーキを残した時のコントロール性。踏力と制動力の関係が非常に分かりやすい印象を受けた。以前は1台分が5万円ぐらいして手をだす気にならなかったのだが、今は3万弱で手に入るので、これはかなりお薦めできる。

という事で、夏休みの宿題は終了。夏休みの後半は、耐えられないほど暑くならなければ何処かに出かけたいと思う。